学校司書がエプロンをしているのはなぜ?理由とその原因とは


学校司書は、なぜエプロンをつけているのか?
それは、服を汚さないため!
図書館業務は、エプロンを着けないと汚れる仕事だから、なのです。

どんなエプロンを着けているの?

学校司書が着けているのは、ごく普通のたすき掛けエプロンであることが多いです。
エプロンにも色々種類がありますが、汚れ防止と動きやすさの点から考えると、たすき掛けタイプが一番です。

たすき掛けのエプロンは、脱着は多少面倒ですが、体にフィットしてエプロンがずれにくいことから、作業中のストレスが少ないのです。

以前は、市内の学校司書全員が同じエプロンをつけていたのですが、エプロンは消耗品です。
同じエプロンを着けるということになると、どうしても経費がかかってしまいます。
市立図書館など、公共の図書館であれば、統一している方が良いと思いますが、学校司書は、基本一人で仕事をしています。
全員同じエプロンつける必要はないのでは?ということになり、今はエプロンを着けていれば、色などが違っていても良いことになりました。
各自で用意したエプロンが使えるようになったので、経費削減にもなっています。

自由とは言っても、図書館らしく、華美でなくシンプルなものが理想。

ちなみに私は、ある絵本作家さんのイラストが胸当てに入っているエプロンを着けているのですが、学校の図書館らしい可愛いエプロンだと、先生や子ども達にも好評です。

汚れる原因とエプロンの役割

図書館で本の管理をしているだけなのに、そんなに汚れるの?
と思うかも知れませんが、図書館の仕事って、実は結構汚れるんです。

図書館には汚れが溜まる場所がある!?

それは、書架(本棚)!
その本棚と、そこに置かれている本についている「砂埃」なんです。

本の整理をすると、手が真っ黒になるくらい汚れてしまいます。
ひどい時はたった1段、本棚の本を整理しただけで、手が真っ黒、ザラザラ!
すぐに手を洗わずにはいられないくらいの汚れてしまうこともよくあることです。
もちろん、エプロンもザラザラ、埃まみれになってしまいます。

手が汚れただけなら洗えば済みますが、服が汚れてしまったからと言って、着替えたり、洗ったりする訳には行きませんよね。

だから、学校司書など、図書館で働く職員は、エプロンをつけていることが多いんです。

図書館は汚れがない、キレイなイメージがあるかも知れませんが、人が出入りする以上、どうしても埃が発生します。

ましてや、学校図書館は、子どもの出入りが多いので、すぐに砂埃が溜まってしまうのです。

それでも、新刊や人気のある本は、本棚に留まっている時間が短いため、埃が溜まる暇がないのか、そこまで汚れません。
しかし、滅多に動かないような本が置いてある本棚の本はザラザラ、埃もいっぱい・・・
なので、触るだけで手がやエプロンが汚れてしまうのです。

学校司書のエプロンは制服のようなもの

公共の図書館では、エプロンだけでなく、ちゃんと制服もある図書館がある一方、制服もエプロンもない図書館もあります。
しかし、学校司書としては、やはりエプロンはあった方が良いです。

学校司書は、学校内にある図書館に勤務しています。
なので、学校内で「エプロンをつけている人=図書館の先生」であることを、児童・生徒に印象付ける効果もあるからです。

それだけでなく、エプロンは、着けることによって気持ちが切り替わる役目も果たしてくれています。
それを考えると、やはりエプロンは学校司書にとって制服と言っても過言ではないと思います。

先述したように、図書館業務は汚れる仕事です。
たまにエプロンを忘れて私服で作業をすることになってしまった時は、ちょっと不安になってしまうくらい、エプロンは必需品となっています。

学校司書に限らず、仕事でエプロンをつけている方って、意外と多いのではないでしょうか。
飲食店関係や、スーパーのお惣菜担当の方なども、エプロンをつけていることが多いです。
どの業種でも、エプロンは汚れ防止&制服なんですね。

以上、学校司書がエプロンを着けている原因とその理由でした!
参考になれば幸いです。

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